地域リハビリテーションと機能訓練事業
地域リハビリテーションとは何か
浜村 明徳
1
1国立療養所長崎病院理学診療科
pp.276-281
発行日 1989年4月15日
Published Date 1989/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401207920
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浜村明徳氏は国立療養所長崎病院の理学診療科で,1979年以来,院内で主に脳卒中患者を中心にリハビリテーションに取り組んでこられた.また,院内のみではリハビリテーション治療が貫徹しないのではないかという疑問を持ち,「地域活動抜きではリハビリテーションは語れない」と,保健所や福祉関係者との連携の場として,1978年に「長崎市脳卒中リハビリテーション協議会」を設立した.この協議会については,「病院」1980年11月(医学書院発行)にレポートしていただいている.
その後,1983年に老人保健法が施行され,老人保健事業のひとつとして機能訓練事業が行われることになり,長崎県ではこの事業を円滑に実施するための研究を,リハビリテーション協議会に委託,「長崎県機能訓練システム研究班」,「長崎県地域リハビリテーション推進班」を結成し,1983年から今日まで,さまざまな試みと研究を行ってきている.ここでは,永年の実績と活動を踏まえて,「地域リハビリテーションの考え方と活動の実際」についてうかがった.
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