研究
わが国における循環器病に関する研究費の実態と課題
加藤 信世
1,2
Nobuyo KATO
1,2
1東京女子医科大学公衆衛生学
2前 国立循環器病センター企画室
pp.666-675
発行日 1984年9月15日
Published Date 1984/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206926
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1.はじめに
脳卒中,心臓病等のいわゆる「循環器病」による死亡者数は,わが国における成人病による死亡者の半数以上を占め,その患者数も今後,増加することが予想される.
循環器病制圧のために,わが国では研究の開発,適正な医療の実施,予防対策の推進,保健医療関係者の研修・教育や医療機関の整備等が推進されているが,未だ十分とはいえない.そこで,これらのうち研究の開発,特に厚生省所轄の循環器病関係研究費に焦点をあて,その実態と課題を明確にする目的で調査したので報告する.
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