今月の臨床 不育症の診療指針
わが国の不育症の実態
齋藤 滋
1
1富山大学産科婦人科
pp.216-224
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409102924
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●不育症が疑われた場合,早期にスクリーニングを行い,リスク因子がなければ十分な説明のうえで次回は無治療とし(カウンセリングは行う),リスク因子陽性であった場合にはエビデンスに基づいた治療を行う.
●カウンセリングは既往流産回数が2回であれば,リスクの有無にかかわらず予後に対して有効であり,3回以上でも有意差はないものの効果がみられるため,行うことがすすめられる.
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