日本列島
救急救助業務について—沖縄
伊波 茂雄
1
1沖縄県環境保健部
pp.942
発行日 1981年12月15日
Published Date 1981/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401206441
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消防庁は4月20日55年版の救急救助業務の現状(救急白書)を発表した.その白書によると54年1月〜12月の間に救急隊の出動した回数は1,869,163回で,53年に比べ4.8%増え,また搬送人員も1,787,651人で,前年より5.4%増加しており,国民61人に1人が搬送された計算になる.人口1万人当たりの出動回数は,大阪府が236回で最も多く,2位は東京都229回,3位が沖縄県223回となっている.
沖縄県における搬送状況は昭和48年9,221人(うち航空機231)を1とすると,その後は49年1.43,50年1.84,51年1.97,52年2.1653年2.23,54年2.40と毎年ふえ続けている.54年は対前年全国数の伸びは5.4%であるのに比べ,本県は7.5%の増加になっている.
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