特集 がん対策—集団検診を中心として
宮守村の村民皆検診への取り組み
佐々木 康治
1
1(岩手県)宮守村役場
pp.479-482
発行日 1979年7月15日
Published Date 1979/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205877
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■村の概況
宮守村は岩手県の中央やや南に位置し,総面積165平方キロの農山村として昭和30年,宮守,達曽部,鱒沢の三村が合併,当時1万余人を数えた人口も現在,戸数1,600戸,6,900人とじりじり流出が続いている過疎の村である.農・畜産・林業を基幹産業とし,80%が農家人口である.村内の医療機関は開業医内科3カ所と,国保の診療施設である歯科診療所が1カ所,隣接する市,町には県立病院が設置されており,県庁所在地には車で1時間余りと恵まれた環境にあることから,国民健康保険で見た療養受診率は比較的高率となっている.
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