特集 がん対策—集団検診を中心として
がんの集団検診
子宮がん
天神 美夫
1,2
1佐々木研究所附属杏雲堂病院
2東京都がん検診センター・婦人科
pp.465-469
発行日 1979年7月15日
Published Date 1979/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205874
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■はじめに
わが国におけるがん対策はかなり古くから行なわれており,その方法は世界的にみて,比較的珍しい集団検診方式をとっていることに注目する必要があろう.昭和41年度から,国も本腰を入れ,特に胃がん,子宮がんに対する助成を,バス検診の形で行なってきている.
子宮がんではこの車検診方式が主力をなし,多くの子宮がんが発見された結果,昭和20年代に比して死亡率は約1/3に低下してきていることは,大きな実績として評価されてよいと考えられる.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.