特集 がん対策—集団検診を中心として
医師会によるがんの集団検診
胃がん
白幡 静夫
1
1(千葉県)安房医師会
pp.470-472
発行日 1979年7月15日
Published Date 1979/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205875
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■はじめに
わが国の死因の1〜2位を占めるものは依然,悪性新生物であり,なかんずくがんが最多数である.特に30〜60歳にこれが多いことは,成人病対策上重要な問題である.この対策として早期発見・早期治療が必須であり,そのために胃集検が最適とされ全国的に推進されてきたが,近年度の受診数は約350万で頭打ちとされている.胃集検を拡大し,効率を上げるためには,受診率の向上のほかに精度管理・事後管理の適正を期することが肝要である.かかる観点から,われわれは医師会が主体となって千葉大学のバックアップの下に市町村と協力して,一応の安房地域胃集検の成果を上げてきた.
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