目で見る衛生統計 国際比較
6.保健医療従事者・医療施設統計
大森 文太郎
1
,
小田 清一
2
,
藤崎 清道
2
1岡山県衛生部
2厚生省統計情報部衛生統計課
pp.424-425
発行日 1979年6月15日
Published Date 1979/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205863
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前回までは,人口動態統計,死因統計を検討することによって,医療の需要面の比較を行なってきた.今回は医療の供給面の比較として,医療従事者・医療施設統計を検討する.同時に,医療の需給関係を表現する病床利用率,平均在院日数についてもふれてみる.
●図1に,人口1万対の医療関係者の数を示した.医師についてみると,わが国は11.8と5カ国中最も低くなっているが,新設医科大学の増設により将来,急速に医師数が増加していくことが予想される.看護婦数も日本は5カ国中最低となっているが,これは看護婦資格を持っていても実際に就業していない,いわゆる潜在看護婦が多いことが一因となっているようである.
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