目で見る衛生統計 国際比較
7.環境因子統計
大森 文太郎
1
,
小田 清一
2
,
藤崎 清道
2
1岡山県衛生部
2厚生省統計情報部衛生統計課
pp.500-501
発行日 1979年7月15日
Published Date 1979/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205885
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今回は,環境衛生に関する統計についてみていく.
環境衛生関係の統計は,衛生水準の国際比較をするさいに,指標としてあまり用いられないが,その理由は,比較し得るデータが収集しにくいことと,衛生水準を人体の側から表わす傷病,死亡などの指標に力点が置かれてしまうことにあると思われる.筆者らは,人体に対する環境因子の影響が大であると考え,幾つかの指標を選定し,比較を試みた.大気汚染,水質汚濁など公害関係のデータが収集できず隔靴掻痒の感もあるが,既存資料による試みとして参考にされたい.
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