特集 予研30年の歩み—伝染病の推移
座談会
国立予防衛生研究所の30年
佐々木 正五
1
,
村田 良介
2
,
大谷 明
3
,
石崎 達
4
,
福見 秀雄
5
1東海大学微生物学,医学部
2予研細菌第2部
3予研ウイルス=リケッチア部
4独協医大アレルギー内科
5予研
pp.575-584
発行日 1977年8月15日
Published Date 1977/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205448
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戦後しばらく猖獗を極めていた結核をはじめ各種感染症は,その後衰退の一途をたどり,国民の死亡率や疾病構造を大きく変えてきた.これには国民の生活環境の改善や食生活の向上が大きく寄与しているとはいうものの,終戦後に始まった予研を中心とする予防接種やワクチンの開発,各種疫学調査などの予防活動が大きく寄与している.そこで予研が創立30年を迎えたのを機会に,伝染病撲滅の30年を当時予研の中心的役割を担われた先生方に語っていただいた.
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