特集 保健婦と継続学習—国立公衆衛生院の教育活動にみる
国立公衆衛生院衛生看護学部の30年
松野 かほる
1
1国立公衆衛生院衛生看護学部
pp.84-91
発行日 1978年2月10日
Published Date 1978/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205947
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はじめに
国立公衆衛生院が創立されてから今年でちょうど40年になる。衛生看護学部が設置されてからでももう30年を経過する。この間,当学部の担当してきた教育業務と研究業務は,社会情勢や看護界からかけられた期待などによって,変化しながら現在に至っている。この変化の中には衛生看護学部としての明確な方針によるもののみではなく,周辺の事情に対応して止むなく動いてきたものもある。
今回,はからずも当学部の30年のあゆみをまとめる機会を得たが,先輩諸姉の残された業積を十分に書き記すことは筆者にとっては荷の重いことである。しかしその業積を受け継いでいくために,これからの方向を見出すことが在職しているものの責任でもあると考えて,あえて筆をとった次第である。
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