連載 健康科学の未来を拓く—研究所紹介
独立行政法人国立健康・栄養研究所
pp.270-271
発行日 2001年6月15日
Published Date 2001/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900619
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独立行政法人として
2001年4月1日,国立健康・栄養研究所は国の機関から、独立行政法人へと移行した。厚生労働大臣より同日付けで,「独立行政法人国立健康・栄養研究所の達成すべき業務運営に関する目標(中期目標)について(指示)」が田中平三理事長宛に示された。田中理事長は独立行政法人化を,「この中期目標にそって自分たちで計画を立て,確実に成就していく」と解説する。
厚労省から示された目標は,「健康及び栄養の分野におけるわが国の中核的研究機関」として,今後5年間で果たすべき役割があげられている。すなわち,「政策立案に役立つようなエビデンスを作ることがまず求められている」(田中理事長)。具体的には,日本人に合った食事摂取基準(いわゆる栄養所要量)を作ること,大規模で詳細な国民栄養調査を行なうこと,食品分析や食品の保健機能に関する研究などだ。
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