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特集 地域包括ケアとリハビリテーション医学
4 過疎山間地域における地域包括ケア
A Community-based Integrated Care System in an Underpopulated Mountain Area in Japan
本田 哲三
1
,
本田 玖美子
2
Tetsumi Honda
1
,
Kumiko Honda
2
1飯能靖和病院
2高齢者協同企業組合泰阜
キーワード:
地域包括ケア
,
虚弱者(frail)モデル
,
ライフスタイル
,
社会的診断
,
予防的リハビリテーション
Keyword:
地域包括ケア
,
虚弱者(frail)モデル
,
ライフスタイル
,
社会的診断
,
予防的リハビリテーション
pp.111-114
発行日 2018年2月16日
Published Date 2018/2/16
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 長野県南部西南地域における10年にわたる生活実態調査により,①過疎山村Y村では「住み慣れた地域で人生の最期まで暮らし続ける」という意味で「地域包括ケア」は実現されていた,②生命予後とQOLに関与する要因は一致せず,性差も存在する,③QOLの維持・向上には,ADLの維持と個人のライフスタイルの継続への支援が重要であること,が明らかになった.地域包括ケアの充実には,①エビデンスに基づいたサービスの提供(社会的診断),②受傷(発症)前の「潜在的廃用期」への予防的なリハビリテーションチーム・アプローチ,③介護保険サービスを補完する互助・共助機能の助成・育成,が不可欠である.
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