調査報告
宮城県の色麻中学校生徒間に流行した風疹について
土屋 真
1
,
山司 男七
2
,
菅原 省吾
3
,
黒田 学
4
,
佐々木 三郎
1
,
野村 元一郎
1
,
草葉 和子
1
,
有路 公子
1
,
佐藤 節子
1
1宮城県岩出山保健所
2宮城県衛生研究所
3国保色麻病院
4宮城県衛生部
pp.293-297
発行日 1976年4月15日
Published Date 1976/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401205178
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昭和50年の2月中旬頃から8月まで約6ヵ月にわたり,宮城県色麻村の中学生間に流行した発疹性疾患は,麻疹様の著明な発疹と発熱,年齢などから当初は種々の疾患が考えられたが,診察やHI抗体成績等から風疹であることが明らかになった.中学生の風疹流行は珍しいことであるが,またこの地方に近年多発している猩紅熱との関係も否定でき,今後の防疫対策上も参考になったので報告したい.
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