調査報告
社会文化的レベルを異にするグループ別精神衛生に関する理解度の調査
増田 陸郎
1
,
長谷川 佳以子
2
1東京都目黒保健所
2東京都渋谷保健所
pp.708-712
発行日 1973年10月15日
Published Date 1973/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204743
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保健所の公衆衛生活動実践にさいしては,今日のごとき急激な社会変遷や,産業構造の変化,年齢層別の人口移動,異常刺激の多発等により,その対応するneedsに歪み生ずることがしばしばある.特に地域に密着した精神衛生活動を考える時,地域特性,社会的背景,住民のneeds認識度等の理解なくしては,この推進は困難である.目黒保健所では,今後の精神衛生活動の基礎的資料として,次のような調査をこころみた.
昭和46年内閣総理大臣官房広報室より発表された無作為抽出による全国民対象の調査の集計報告が,性,学歴,職業別に考察されていたので,今回の調査は,同じ項目を文化レベルを異にする者と比較することに主眼をおいて行なった.
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