研究
過疎地帯における出稼ぎ労働者の実態
関 龍太郎
1
,
山根 洋右
1
,
新田 則之
2
,
薬師寺 利明
2
,
岡田 尚久
3
,
永見 宏行
3
1鳥取大学医学部医動物学教室
2愛媛県広見町健康センター
3愛媛県立北宇和病院農村医学センター
pp.721-728
発行日 1972年11月15日
Published Date 1972/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204581
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日本資本主義の高度成長政策は,その必然として住民の生活に多くの犠牲をもたらしている.都市には公害,過密,交通事故などの多くの問題を,農山村には農業だけでは生活できないため,いわゆる「過疎現象」が進行し,地域住民の生活,経済,教育,文化,保健,医療に著しい影響をあたえている.
日本資本主義の高度成長政策の必然としての出稼ぎ労働者は,年々増加し,その数は60万人とも100万人ともいわれている1).
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