人にみる公衆衛生の歴史・18
社会医学研究会の活動家—1.その系譜
川上 武
1
,
上林 茂暢
1
1杉並組合病院内科
pp.652-653
発行日 1972年10月15日
Published Date 1972/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204561
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社会医学は衛生学・公衆衛生学にとって自己批判の原点である.資本主義が発達して矛盾をふかめるにともない,衛生学もあらためて内容の検討をせまられるにいたった.
すでに,ドイツ衛生学より社会衛生学の分化をみ,フランスにおいて社会医学の誕生をみていたが,わが国でも,医学・医療を社会との関連でとらえようとする,新しい動きが登場してきた.その最初のにない手が東大社会医学研究会の医学生・青年医師である.
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