人にみる公衆衛生の歴史・21
社会医学研究会の活動家4.曽田長宗(1902〜 )—公衆衛生と統計
川上 武
1
,
上林 茂暢
1
1杉並組合病院内科
pp.122-123
発行日 1973年2月15日
Published Date 1973/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401204623
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公衆衛生が集団を対象とする以上,統計的方法が大きな比重を占めるのはいうまでもない.社会医学研究会の活動家のなかで,はやくより統計に関心をしめし戦後の衛生行政にいかそうとした一人として,曽田長宗があげられる.曽田の生涯のうち,出発点ともいうべき社会医学研究会とのかかわりについては,「医療社会化の道標」(医学史研究会・川上武編勁草書房1969)にまとめられているので,概要をしめすにとどめ,ここでは戦中・戦後の変遷をみていくことにする.
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