抄録
中高年齢層の人材を家庭保健の補助要員として訓練
白石 陽治
1
1日大公衆衛生学教室
pp.207
発行日 1969年4月15日
Published Date 1969/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203852
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貧しい人々や恵まれない人たちに対して,地域病院が家庭保健要員として訓練し,養成して社会に奉仕しているところがある.Dr. Wilber Hoffは,家庭保健要員の養成をカルフォルニアの病院で実施した.彼には公衆衛生分野における人材の不足を解決するということと,45歳以上の貧しい人をその計画の対象とするという2つの目的があった.
志願した人々の多くは,仕事を得るために長い間苦労し,困難なことを経験してきた.志願者の学力は小学3年生から高校3年生程度である.訓練の目的は,患者がベッドで寝たり起きたりする時に手伝ったり,定期的にベッドを整えたり,病室内を掃除したり,正確に看護婦に病気の様態を伝えたり,自宅療養をより効果的にするため,あいている暇な時間にするほかの仕事もある.
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