特集 社会医学(第3回社会医学研究会講演)
一般演題
在院に関する研究
吉田 寿三郎
1
,
岩佐 潔
2
,
津田 豊和
2
1国立公衆衛生院
2病院管理研究所
pp.639-641
発行日 1962年11月15日
Published Date 1962/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202598
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述者らは,社会医学を「疾病についての社会科学」と割り切って,患者循環問題を研究している。
日本という後進資本制社会を前提とした場合,その厳しい社会的,経済的および権政的限界をいかに排除して医学上の要請を展開するかという社会科学的な努力が必要であるが,これに劣らず,かかる限界内においていかに医療をその必要性に応じ民主的に均霑し,その効率をかちとるかがまた重要である。述者らの関心は,上記の問題研究にあたりとくに後者の見地におかれている。
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