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文献
大気汚染物質の呼吸器疾患の発生に及ぼす影響/癌についての概念の変化
Air pollutants and Incidence of Respiratory Disease/Changing Concepts Concerning Cancer
清水
pp.293,303
発行日 1962年5月15日
Published Date 1962/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401202524
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大気中の浮遊硫黄化合物が呼吸器疾患の発生と強い相関関係(r=0.964)を持つとの初めての報告が,5都市の調査結果に基づいて行なわれたのは1960年であった,この論文はそれに引き続いて汚染物質が呼吸器疾患のタイプおよび他の一般疾患へ及ぼす影響について調べ,呼吸器疾患の発生に関連がある幾多の因子についても検討を加えたものである。
調査は米国の某ラジオ会社の婦人従業員延900名以上について1955,1957,1958(1956年は除外)の3カ年間にわたり,それぞれの1年間に連続7日以上病気欠勤したものについて集計し,疾患については,1)インフルエンザ,2)急・慢性気管支炎,3)各型肺炎,4)喘息,5)副鼻腔炎,6)その他の呼吸器疾患の6分類とした。大気汚染度に関する資料は全国空気汚染調査連合(National Air Sampling Net work)及び合衆国公衆衞生局(U. S. Public Health Survice)のデータより得た。
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