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疫痢の疫学
尾崎 嘉篤
1
1厚生省国立療養所
pp.1-9
発行日 1955年8月15日
Published Date 1955/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201581
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1.緒論
疫痢はわが国に特に多発している疾患であり,しかも極めて高い致命率を示す急性伝染病である。
即ち昭和27年には年間全赤痢患者は111,709名であつて,その内疫痢の罹患者は25,338名,人口10万対罹患率は29.5にも上つている。又,致命率は過去20カ年間のいずれの年を見ても50%前後の高率を示している。
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