研究報告
採便法の相違による赤痢菌檢出成績の差異
藤澤 秀雄
1,2
,
内田 稔人
1,2
1岩手医大
2松尾鉱山病院
pp.36-38
発行日 1953年5月15日
Published Date 1953/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401201208
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緒言
現今の我国赤痢疫痢の防疫対策に於て,患者保菌者の早期発見隔離が第一要件であつて,菌発見率の向上はその益するところ大である。余等は勤務している鉱山に於て昭和22年7月より従来行われて居なかつた竹捧を用いて採便培養し,好成績を得たので茲に報告する。
尚逐日に菌検索を行つている間に,赤痢菌とその他の腸内細菌との間に拮抗現象を想像させる興味ある例に気付いたので,些少考察を加えて見たい。
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