予防と臨床のはざまで
特定保健指導第2期に向けた座談会
福田 洋
1
1順天堂大学医学部総合診療科
pp.422
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102749
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3月15日(金)にパナソニックヘルスケア株式会社の主催で,第19回特定保健指導セミナー「特定保健指導第2期に向けた運用・保健指導対策」が行われました(http://panasonic.biz/healthcare/medicom/event/130315.html).このセミナーは,健保組合や企業,保健指導のアウトソーシング先などで実際に特定保健指導にあたっているスタッフや管理職向けのもので,今まで東京・名古屋・大阪などで開催されてきました.筆者自身は,まだ主催がサンヨー電機だった第10回からお手伝いをしています.これまでは私を含め,講師がその時々の特定健診・保健指導の動向や問題点について解説したり,先進健保から良好実践を発表してもらい共有する,という形をとっていました.しかし今回初めて「座談会形式」で,実際に特定保健指導に関わっているスタッフの方が,その課題や展望について自由に語り合い,情報共有や解決策を議論するという形で行われました.当日は会場の日本教育会館に50名強の方にお集まりいただきました.
まず,司会のパナソニックヘルスケアの大平氏より制度改正の動向と概略について解説があり,続いて良好実践例として東京法規出版での取り組み,SNS(保健指導向上委員会,http://www.hokensidou.net)の紹介がありました.その後,午後3時から「皆さんとこれからの特定保健指導を考える」ということで,村田陽子氏(ビーイングサポート・マナ代表取締役)と私がアドバイザーとなり,座談会はスタートしました.
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