連載 「笑門来健」笑う門には健康来る!~笑いを生かした健康づくり・13
笑うと脳血流量が増加する?「笑い」と「脳機能」との関連について
大平 哲也
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1福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター疫学部門
pp.327-330
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102716
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本連載において,笑いの頻度は年齢とともに減少し,笑いの頻度が少ない人ほど認知機能低下が見られる人が多く,さらに認知機能が低下するよりも先に笑いが少なくなることを報告しました1).では,実際に笑っている時は,脳のどの部分が働いているのでしょうか? さらに,作り笑いと本当の笑いとでは,脳の働きに違いがあるのでしょうか?
近年,脳科学の進歩により,様々な機器によって脳機能が評価できるようになってきました.それにより,笑っている時の脳機能についても次第に明らかにされてきました.
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