特集 健康危機兆候のモニタリング
先天異常モニタリングの有用性と今後の展望
平原 史樹
1,2
1横浜市立大学大学院医学研究科生殖生育病態医学
2横浜市立大学医学部 横浜市立大学国際先天異常モニタリングセンター
pp.533-537
発行日 2011年7月15日
Published Date 2011/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401102158
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はじめに
ヒトも生物である限り,先天異常はある頻度で必ず発生する.その原因になりうる環境因子・外的因子の関与に対しては,予防医学的立場から回避しうる要因であり,つねに監視,モニタリング体制をとってサーベイランスすることが重要なこととなる.
本稿では健康リスク評価としての先天異常モニタリングがいかなる位置付けでどのように行われているかを紹介し,その課題を探ることにする.
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