Japanese
English
特集 新時代を迎えたPET診断
腎癌に対するPETの有用性と今後の展望
The role of PET for renal cell carcinoma:current state and prospects
加藤 廉平
1
,
伊藤 明人
1
,
加藤 陽一郎
1
,
岩崎 一洋
1
,
高田 亮
1
,
小原 航
1
Renpei Kato
1
,
Akito Ito
1
,
Yoichiro Kato
1
,
Kazuhiro Iwasaki
1
,
Ryo Takata
1
,
Wataru Obara
1
1岩手医科大学医学部泌尿器科学教室
キーワード:
腎癌
,
PET
,
治療効果判定
Keyword:
腎癌
,
PET
,
治療効果判定
pp.1004-1009
発行日 2014年12月20日
Published Date 2014/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200054
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要旨 従来の形態的画像評価に対し,機能的画像評価としてPETの有用性が報告され,臨床現場ではCTと組み合わせたPET/CTが広く行われるようになっている。腎癌ではFDG-PETで用いられる18F-FDGが尿中排泄であり尿路に生理的集積がみられるため,原発巣の同定には有用ではないとされてきたが,一連の検査で全身の画像検査が可能であり,PETとCTを組み合わせることでより高い感度が得られ,遠隔転移の診断に加えて再発の診断にも有用性が期待できる。また,進行性腎癌の治療は分子標的薬が中心となったが,治療効果判定のバイオマーカーが確立されていない現在,画像による治療効果判定としてPETが注目されている。
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