連載 リレー連載・列島ランナー・10
大津市,いま「健口」があつい―お口からはじまる地域力アップ! おいしく食べて豊かに過ごそう
西本 美和
1
,
内浦 直子
1
,
黒田 ともみ
1
,
北林 珠奈
1
1大津市総合保健センター
pp.67-69
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101719
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「列島ランナー」この度,歯科衛生士が大津市を走ります!
「健口」と聞いて,一体どれだけの人がその言葉の意味深さを感じ取ってくれるのだろう.広辞苑にも登場しないこの言葉.それにしても,本当にどこの誰だか知らないが,何て上手く作ってくれたのだろう.
いまや「健康の入り口はお口から」,口腔と健康が関連深いことは多くの方が知っている.しかし,これを前面に出して歯科衛生士が活動できるのは,保健師をはじめ他職種との理解・協力・連携があってのこと.このチームプレイは『列島ランナー』ランニングの中で後ほど紹介していきたい.
ところで,公衆衛生の現場で働く歯科衛生士は全国的にも少人数である.大津市保健所では,常勤の歯科衛生士は3人.これは歯科保健にかなり手厚いと言える.同時に,だからこそ求められることへのプレッシャーはあるのだが,「大津市を口腔から健康にしていきたい」と,結束は相当なもの.担うライフステージは妊婦・赤ちゃんから高齢者まで,ケースも多岐にわたる.中でも本稿では,高齢者口腔機能向上推進事業「お口元気教室」について取り上げてみよう.
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