連載 ドラマティックな公衆衛生―先達たちの物語・13
真理は小さき者とのふれあいの中に―神谷 美恵子
神馬 征峰
1
1東京大学大学院医学系研究科・国際地域保健学教室
pp.59-62
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101718
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…使命のほうがわれわれを探しているのであって,われわれのほうが使命を探しているのではない(ダグ・ハマーショルド,「道しるべ」)(文献1),p74)
神谷美恵子[1914年(大正3年)1月12日~1979年(昭和54年)10月22日]は,精神科医である.15年間,長島愛生園でハンセン病対策のために活動.神戸女学院の社会学教授,ギリシャ古典,ミシェル・フーコーの著書等の翻訳家でもある(注:神谷美恵子の時代,ハンセン病は「らい」と呼ばれていた.そのため神谷美恵子の著書の中では「らい」という用語が使われており,本稿でもそのまま引用している).
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