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あとがき
阿彦 忠之
pp.314
発行日 2009年4月15日
Published Date 2009/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101545
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本誌では,介護保険法が予防重視の方向へと舵を切る前年(2005年)の8月と9月に2号連続で「介護予防」の特集を組みました.効果に関する科学的根拠が必ずしも十分とは言えない段階で「新予防給付」や「地域支援事業」としてメニュー化されたため,効果的な実践方法については歩きながら考えるというのが実情で,現場での戸惑いが大きかったことを覚えています.その頃から,「2009年の制度改正の際には,3年間の評価・検証に関する特集を組もう!」と考えておりました.
念願かなって本号では,介護予防事業の効果の評価に関する最近の研究成果を知り,今後のあり方を展望することができました.特に介護予防の実践面での課題を多角的に学べたという点では,本誌の英文名『The Journal of Public Health Practice』の末尾の単語(practice)を意識した内容になったと評価しております.
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