特集 公衆衛生の人づくり・2 専門性を支える公衆衛生人教育
現場の感染症対策を担う専門家教育の現状と課題―FETP
中瀬 克己
1
1岡山市保健所
pp.184-189
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101514
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FETP(実地疫学専門家養成コース)とは
FETP(Field Epidemiology Training Program in Japan:実地疫学専門家養成コース)は,米国CDC(Center for Diseases Control and Prevention:疾病予防管理局)でのプログラムを基として,ヨーロッパ,アジアなど世界の多くの国で行われている専門家養成コースである.わが国やオーストラリアなどのように修了時に公衆衛生修士の取得が可能なプログラムもある.FETPの研修は6つの要素から成っているが,その核となるアウトブレイク調査を通じてどのような教育がなされているか,私自身の経験を例として紹介したい.その後に公衆衛生行政における実地疫学とその人材養成について述べたい.
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