特集 統合医療への期待―21世紀の予防医学と健康づくり
がん患者における相補・代替医療の利用と今後期待される役割
帯津 良一
1
1帯津三敬病院
pp.103-105
発行日 2008年2月15日
Published Date 2008/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101249
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がんは単に身体(Body)だけの病ではなく,心(Mind)にも生命(Spirit)にも関わる病である.そうだとすると,主として身体を対象とする西洋医学だけを用いたのでは手を焼くのは当然である.
そこで代替療法の登場である.なぜかというと,代替療法は多かれ少なかれ,その対象は心と生命だからである.だから従来の西洋医学主体の治療に代替療法を併用することによって,身体だけでなく,心と生命にも,その対象を広げることができる.当然のことながら戦力は間違いなく向上する.そして,これまで以上の戦果が期待できる.
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