連載 エイズ対策を評価する・20【最終回・下】
ソーシャルワークとカウンセリング(下)
岩室 紳也
1
,
磐井 静江
2
,
小島 賢一
3
,
稲垣 智一
4
,
上野 泰弘
4
1(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター
2都立駒込病院医療相談室
3荻窪病院
4東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課
pp.696-700
発行日 2007年8月15日
Published Date 2007/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101133
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相談検査の現場も社会も変わった
岩室 相談検査の状況について上野先生がまとめてくださっているので,そのデータをご紹介いただけませんか.
上野 平成18年のHIVに関する相談件数(全国)は17万件余り,検査件数は11万件余りで,共に10年で約2倍増になっています(図1).
東京都電話相談の状況を見ると,男性が約8割と多く(図2),年齢は20歳代が最も多く約4割(図3),相談内容としては,感染不安が約8割と最も多く,次に感染経路で約6割となっています(図4).
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