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第134回米国公衆衛生学会見聞録―学会テーマ「公衆衛生と人権」
神馬 征峰
1
,
國井 修
1
,
佐瀬 恵理子
1
,
柳生 文宏
1
,
越渡 詠美子
1
1東京大学大学院医学系研究科国際地域保健学教室
pp.496-498
発行日 2007年6月15日
Published Date 2007/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401101084
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学会ショー
第134回米国公衆衛生学会が2006年11月4~8日までボストンで開催された.4日からは生涯教育コース.5日正午に少し遅れて学会の開会式が始まった.2時間あまり,4つの大型スクリーンを前に,米国だけでなく世界各国から,数千人の観客が集まった.学会参加者というよりは,まるで観客.プロ野球なみの開会式であった(ちなみに学会参加者は約13,000人,900以上の口頭発表がなされた).
まずは米国の聞き慣れた国歌.最初は小さかった声がだんだん大きくなり,会場全体が国歌で満ちあふれる.そのあと雄弁な司会者に導かれ,ゲスト演者が1人ひとり登場する.登場のたびにテーマソングが流れる.印象的なビデオが流れる.通常は退屈この上ない学会の開会式の場合が多いが,それがまるで学会ショーと化している.話が気に入ると観客は総立ち.「いいこと言ってくれるぜ」と言わんばかりに,全身で演者に応える.「ん~,やはりアメリカはアメリカだ」と思う.
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