アニュアル・レポート
公衆衛生学会—第50回日本公衆衛生学会を中心に
角田 文男
1
Humio TSUNODA
1
1岩手医科大学医学部衛生学公衆衛生学
pp.188-190
発行日 1992年3月15日
Published Date 1992/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900540
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◆はじめに
平成3年度の日本公衆衛生学会総会は第50回を迎えて,10月16日から3日間の会期をもって岩手県盛岡市にて開催した.本総会は学会にとって正に節目に当たる第50回総会であるため,学会員から寄せられた多くの要望に応えて各種の記念行事を催した.一方,学術面では来るべき21世紀に備えて近未来の公衆衛生問題を予測できるような総会とすべく構想を練った.幸い,学会役員はじめ多数の学会員が当方の意図するところを汲んで,その実現に全面的な協力と支援をいただいた.その結果,中央より遠隔の地方都市での開催にもかかわらず,四千百余名もの会員の参加をえて,記念講演3題と記念シンポジウム1題,総会シンポジウム6題と教育講演3題,そして一般講演が1,034題という本学会史上最大規模の総会をみることとなった.
そこで,これらの学術講演の課題と内容等を通して,以下に平成3年度における公衆衛生学会の特徴を紹介したい.
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