連載 amans惠道通信・2
プラバートナンプー寺見聞録
飯島 惠道
1
1東昌寺
pp.160-161
発行日 2001年2月10日
Published Date 2001/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902327
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●末期患者へのスピリチュアルケアの現実
昨年,タイに行った。プーケット島で極上のリゾート気分を満喫したわけではなく,ナイトバザールでショッピング三昧したわけでもない。タイのお寺を見に行ったのである。
バンコクから北へ120kmほど行ったところにロッブリーという街がある。プラバートナンプー寺は,その郊外にある仏教寺院で,AIDS患者の最期を看取る寺として世界中に名を知られている。そのため,世界各地から支援物資が送られ,おむつなどは山積みになっていたが,実際に必要とする薬品などは慢性的に不足しているというのが現実である。
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