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〔学会見聞記1〕皮膚科学会総会見聞記
肥田野
pp.631-633
発行日 1957年7月1日
Published Date 1957/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491202010
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第56回日本皮膚科学会総会は3月30日,31日の両日春光うららかにふりそそぐ名古屋市に於て本年も盛大に行われた。和気鶴々たる中に有益な総会が送られたことは一に会頭である名大加納教授及び名大皮膚科教室員の方々の御壷力によるものであることを特記したい。会場となつた市公会堂は照明,音響の効果もよく椅子は柔かく甚だ快適であつて,2日間腰掛けずくめの苦しみが為に大いに軽減された。
一般的傾向として年々スライドによる説明が,盛んになるが,演説といい乍らスライドの単なる説明に終る場合が屡々あるのはどういうものであろうか。又細字で書いたスライドの表は遠くからは殆んど判読しえぬ事が多く,結局何んのことか分らないで終る場合があるのは聴く方の注意不足のみに帰しえないであろう。
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