連載 水俣病から学ぶ・11【最終回】
[インタビュー]水俣病事件を超えて―「魂の位の高き人々」の祈り
石牟礼 道子
pp.881-886
発行日 2003年11月1日
Published Date 2003/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100976
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本誌 ご好評いただいた「水俣病から学ぶ」の連載も11回め.最終回の今回は,作家の石牟礼道子さんにお話を伺いたいと思います.どうぞよろしくお願いいたします.
石牟礼さんは1969年に『苦海浄土―わが水俣病』を発表して,水俣病事件を描かれました.そのお仕事の影響は大きく,文学の力で「水俣病」という大変な問題を世に突きつけ,社会を動かしていきました.水俣病事件についてお書きになったきっかけは何だったのでしょうか.
「何かが起きる」予感がした
石牟礼 決意があってやり始めたわけではございません.とにかく気になって気になって,だんだん引き寄せられていったのです.
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