連載 介護保険下の公衆衛生活動を考える・12
犬屋敷
関 なおみ
1,2
1池袋保健所健康推進課医務担当係
2前中央保健福祉センター 保健医療担当係
キーワード:
狂犬病予防法
,
ショートステイ
,
ターミナル(元店舗の二階建て1軒家で同居)
Keyword:
狂犬病予防法
,
ショートステイ
,
ターミナル(元店舗の二階建て1軒家で同居)
pp.230-231
発行日 2003年3月1日
Published Date 2003/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100834
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- 文献概要
父(94歳):直腸がんターミナル,要介護3
息子(60歳):統合失調症の疑い,離婚
孫(23歳):閉じこもり
動物を巡る第2弾
「そういえば先生」,前号の「猫屋敷」騒動にかかわっていた保健師が言った.「犬屋敷もあるんです」.
今回の「犬屋敷」の相談は,民間ヘルパーから「派遣されている家の犬の背中がひどくただれているので心配だ」と持ち込まれた.その家はかつてかなり繁盛していたすし屋で,措置制度の頃,年老いた母親に対して保健福祉センター(以下,センター)がかかわっていた.息子は以前から統合失調症の疑いがあり,孫は引きこもりで,保健所でもかかわっていたようだった.
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