Japanese
English
特集 精神障害者のリハビリテーション
精神保健福祉センターにおける地域活動
Community care of the Mental Health Center.
小川 一夫
1
Kazuo Ogawa
1
1中部総合精神保健福祉センター
1Tokyo Metropolitan Chubu Center for Mental Health
キーワード:
精神保健福祉センター
,
在宅ケア
,
ネットワーク
,
ショートステイ
,
休息入院
Keyword:
精神保健福祉センター
,
在宅ケア
,
ネットワーク
,
ショートステイ
,
休息入院
pp.13-17
発行日 2002年1月10日
Published Date 2002/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109660
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はじめに
精神保健福祉センターは,都道府県および政令指定都市における「精神保健福祉に関する総合的技術センター」であり,「地域精神保健福祉活動推進の中核となる機能を備えなければならない」とされている.その目標は,精神的健康の保持増進から精神障害の予防,適切な精神医療の推進,精神障害者の社会復帰および自立と社会経済活動への参加の促進に至るまで,広範囲にわたっている.
業務内容としては,「精神保健福祉センター運営要領」に7本柱(①企画立案,②技術指導および技術援助,③教育研修,④普及啓発,⑤調査研究,⑥精神保健福祉相談,⑦組織育成)が規定されるとともに,直接サービスとしての診療機能やリハビリテーション機能を持つことが望ましいとされている.
精神保健福祉センターは,これらの役割の総合的な推進によって精神障害者のリハビリテーションに関わるが,センターの規模や置かれている状況により,取り組みの重点や程度は各センターによって異なるのが実情である.
本報告では筆者の所属する東京都立中部総合精神保健福祉センターの活動を取り上げ,最近の取り組みの実績と特徴を述べるとともに,今後の課題について触れてみたい.
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