特集 結核対策新時代―結核予防法のリビジョン
結核対策における保健師・看護師の役割―ロンドンのTBナースの活動から
加藤 誠也
1
,
小林 典子
2
,
永田 容子
2
1(財)結核予防会結核研究所研究部
2(財)結核予防会結核研究所対策支援部
pp.199-202
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401100043
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結核予防法は疫学的状況の変化,医療技術の進歩,対策環境の変化などを背景に,半世紀ぶりに改正となった.結核対策が新時代を迎えることになった2004年6月,結核予防会では結核研究所が共同研究を進めているロンドン市立大学看護学部の協力を得てロンドンスタディーツアーを企画し,1週間でロンドンにおける結核対策の視察を行った1).
本稿ではこの結果から,ロンドンの結核対策の予防・医療両面の中心になっているSpecialist TB Nurse(以下,本稿では「TBナース」)の活動を報告しながら,結核対策における保健師・看護師の役割を考察する.
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