連載 明石こどもセンターに学ぶ! 児童相談所保健師の役割と虐待対応・3
医療機関との連携—個別支援の事例から考える
秋末 珠実
1
,
稲垣 由子
1
1明石こどもセンター
pp.410-415
発行日 2025年10月10日
Published Date 2025/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134883330810050410
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保健師に期待される医療との連携
児童相談所の保健師が、医療機関との連携において期待されている役割は、多岐にわたります。
保健師は、医学的知識に加え、医療機関内の意思決定プロセスや手続きの流れなど、医療現場の内情にも精通しています。そのため、個別支援においては、医療機関と児童相談所の架け橋となる連携窓口として、また、虐待における受傷状況の確認や評価、受診調整や受診同行、医療や看護の視点を合わせたアセスメント、訪問看護との連携などの役割があります。

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