第10回日本糖尿病教育・看護学会学術集会報告 ●シンポジウム
地域における健康づくり運動の取り組み―医療機関と地域行政との連携による耐糖能異常者の個別健康教育
石橋 シカ
1
Shika Ishibashi
1
1聖マリア病院国際保健センター
1St. Maria Hospital
pp.66-70
発行日 2006年3月15日
Published Date 2006/3/15
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はじめに
わが国では平成12年より,壮年期死亡の減少および健康寿命の延伸を目的に,国民的運動として「健康日本21」を推進している.その実践計画として,生活習慣などの疾病予防を目指した第4次保健事業計画が示され,その目玉の1つに「個別健康教育」が導入された.平成15年度における全国の個別健康教育の総数は24,726名で,市町村実施が97.2%,医療機関への委託が2.8%である(厚生労働省統計調査より).教育の内訳は,高脂血症45.2%,糖尿病26.9%,喫煙15.4%,高血圧12.5%で,教育の件数が最も多い都道府県は神奈川県,次いで兵庫県,大阪府で,福岡県は7番目という状況である.
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