連載 ネガティブ・ケイパビリティを学ぼう! 不確かで曖昧な保健活動を支える力・1【新連載】
ネガティブ・ケイパビリティとは?—保健師に求められる「曖昧さを楽しむ力」
氏原 将奈
1
1淑徳大学看護栄養学部看護学科
pp.322-325
発行日 2025年8月10日
Published Date 2025/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134883330810040322
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正解のない保健活動と向き合う私たち
「正解が分からない。でも、何かしなければ……!」
そんな焦りやもどかしさを感じていませんか? 保健師の仕事は、複雑で曖昧な現実に向き合う日々の連続です。子育てや介護に悩む住民の相談、感染症や災害対応の最前線……。どの場面でも、すぐに「これだ」と答えが出るわけではありません。むしろ、「どうしたらいいのか分からない」と立ち止まりたくなる瞬間にこそ、支援の本質が潜んでいるのかもしれません。

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