連載 チームが育つターミナルケアカンファレンス・第1回【新連載】
本人や家族、医療者がシーンを共有するというチームの実践が立ち現れる
池口 佳子
,
坂井 志織
,
細野 知子
,
栩川 綾子
pp.486-491
発行日 2025年11月15日
Published Date 2025/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450300060486
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本連載について
多死超高齢社会に入り、地域で最期までその人らしい生活を支える多職種チームの活躍が求められています。その中心を担うのが訪問看護師ですが、その実践力はどのように育てていけばよいのでしょうか。
本連載では、看取りができるチームを育てる仕掛けとして、訪問看護ステーションのターミナルケアカンファレンス(デスカンファレンス)に焦点を当てました。筆者たちは看護教育者・看護現象学的研究者であり、訪問看護師が全人的な対象理解のもとで実践している、その人らしい生活を最期まで支援する臨床判断の手掛かりを得るために、ターミナルケアカンファレンス(以後、カンファレンス)に着目しました。9か月にわたり訪問看護ステーションで行われるカンファレンスに同席させてもらいました。この連載では、カンファレスという場で生じた対話から、チームが育っていく様子を紹介していきます。

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