連載小説
カウントダウン 第二話
宮津 光範
1
1あいち小児保健医療総合センター 麻酔科
pp.414-416
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134088360330040414
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
カズマは空腹だった。
夜の九時をまわったタイミングを見計らって「みんなのこども病院」を出て、幼馴染が経営する「満来軒」に向かった。二晩連続で通うのはこれまでにはないことなので、ユウキも驚くだろう。しかし、話がしたかった。昨日は込み合う時間帯だったので長居はできなかったが、九時半のラストオーダー間際に行けば客波も過ぎているはず、そう読んでこの時間まで病院に残って調べものをしていたのだった。案の定、客はいなかった。

Copyright © 2026, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.

