連載 ケアはつづくよ・1【新連載】
カウントダウンを蹴っ飛ばせ!
飯島 惠道
1
1東昌寺
pp.80-81
発行日 2001年1月15日
Published Date 2001/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901222
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1999年9月末日まで,私は看護婦をしていた。病院に就職したときにはすでに30代に突入していたので,今は不惑の年齢に近いほうの30代。
病院では内科病棟→訪問看護→緩和ケア病棟で働いたが,その中でも訪問看護婦として働いていたころが,私にとってもっともよい時期だったように思う。車を走らせて患者さんのお宅に伺い,そこで患者さんや家族の方々と話をすることが楽しくてたまらなかった。患者さんや家族の方々も,病院にいるときとはまったく違うよい表情をしていたので,ケアの提供者である私のほうが,そのなんとも言えないアットホームな温かさに触れ,癒されているように感じることも多かった。
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