特集 身体拘束最小化を実現するための倫理的問い 診療報酬改定を受け,踏まえておくべき視点・論点
—【実践報告】久美愛厚生病院の実践—「ここに座っていてね」からの脱却—問いを立てることで見かたとケアの姿勢が変わった事例
金子 多恵子
1
1JA岐阜厚生連飛騨医療センター久美愛厚生病院看護部
pp.978-981
発行日 2025年11月10日
Published Date 2025/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350110978
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
転倒予防のための「ここに座っていてね」「今は立てないよ」という声掛けは,安全のためでありながらも言語による拘束(スピーチロック)です。本稿は,認知症看護認定看護師である金子氏が病棟カンファレンスで立てた「問い」が,病棟スタッフの気づきを生み,患者ニーズの捉え方を再考する姿勢へと向かわせた実践報告です。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

