特集 ―近森病院総合心療センターがチーム医療で取り組んだ―下剤に頼らない排便ケア
3・―[症例報告]―困難事例でも下剤から脱却できた
堀内 航介
1
1近森病院総合心療センター
pp.27-30
発行日 2014年3月15日
Published Date 2014/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101282
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私は介護福祉士として、コンチネンスケアチームの一員に加わっています。これまで数多くの精神科患者さんの排便コントロールを、チームとスタッフが一丸となって取り組んできました。
本稿ではそのなかから特に印象的な2症例を報告させていただきます。1例目は排便コントロール後に患者さんの精神状態や行動が大きく変化した症例、2例目は長年にわたって服用していた下剤を減量しながら自然排便につながった症例です。どちらも当初は改善が困難と思われていた症例です。
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