特集 更年期世代への支援が持続可能な組織をつくる 看護管理者のウェルビーイング
—【覆面座談会】—職場に潜む見えない不調「プレゼンティーイズム」を可視化する—更年期世代の「働き続ける力」をどう支えるか
伊田 明日香
,
小山 みのり
,
柳沢 有美
,
松田 あずさ
pp.842-848
発行日 2025年10月10日
Published Date 2025/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091713550350100842
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経済産業省の試算によれば,女性の更年期症状による経済損失は年間1.9兆円に上るとされます。そのうち,出勤していても業務効率やパフォーマンスが低下している「プレゼンティーイズム(presenteeism)」による損失は5600億円とされています。更年期によるさまざまな不調は,業務効率や就業継続に大きな影響を与えるにもかかわらず,不調を1人で抱え込む人は少なくありません。こうした職場に潜む見えない不調を可視化し,組織全体で支えることは,女性職員の割合が非常に高い病院看護部にとって喫緊の課題です。
本企画では,「覆面座談会」の形式で更年期症状に伴う経験を語っていただき,組織が提供すべき支援について考えます。

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